能力育成/教材開発
育成する三つの能力
SWEBOKの定める各領域の知識を自分のものとし、それらを活用して中長期的に活躍できるソフトウェア技術者の輩出を目指し、 下の三つの能力の向上を図っていきます。
三つの科目群
(A)基礎ソフトウェア工学科目群
基礎ソフトウェア工学科目群の科目については、 学生の所属する大学院が指定する科目の講義を、各大学院にて受講します。
(B)先端ソフトウェア工学科目群
先端ソフトウェア工学科目群の科目については、各大学院の教員が、 自身の専門とする科目の講義を記録したビデオ教材を作成します。 各大学院では、提供されたビデオ教材を組み合わせることにより、 講義を行います。なお、この場合にも議論、質疑応答、演習等が行えるように、 教員を配置します(テレビ会議システム等を介した配置になることもあります)。
(C)実践ソフトウェア開発科目群
ソフトウェア開発における高い技術力と実績を有する民間企業4社のノウハウを活かした、 実践的な講義・演習を行います。 この講義・演習は、大阪大学中之島センター(大阪市北区)に、受講学生が一同に集まって行います。 なお、演習では、複数の大学院の学生が一緒に小規模グループでソフトウェア開発プロジェクトを進めて行きます。
実プロジェクト教材の開発
ソフトウェア開発技術を修得する上で、実際のプロジェクトで用いられている ドキュメント、ソースコード、テストデータ等の生成物に触れることは、大切だと考えています。 しかし、ソフトウェアの分野では、著作権や機密保持などの点から、 プロジェクトの生成物が公開されることはほとんどありません。 そこで、本プロジェクトでは、ソフトウェア開発の方法を指定して新たに発注し、 仕様書、設計書、ソースコード、テストデータ、進捗管理表、 品質管理表などの生成物を整理することにより、「実プロジェクト教材」を 開発します。この教材は、先端ソフトウェア工学科目群や実践ソフトウェア 開発科目群の講義、演習にて活用していきます。