- 13:00~13:15
- 受付
- 13:15~13:20
- オープニング
今瀬 真 (大阪大学大学院情報科学研究科長) - 13:20~13:40
- 先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムの背景と今後への期待
西尾 章治郎(大阪大学 理事・副学長) - 「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」は、文部科学省において平成18年度より開始されたプロジェクトである。本プログラムは、ソフトウェアの研究開発現場で求められる専門的なスキルに加えて、長期的な社会情勢の変化とそれに対するITの変容等に応じたソフトウェア開発に先見性をもって柔軟に対処し、企業等で先導的役割を担い得る実力を備えた「先導的ITスペシャリスト」の育成を目的としている。本講演では、本プログラムが開始されるに至った経緯、今後の期待などについて述べる。
- 13:40~15:25
- 招待講演(同時通訳あり)
Frameworks for Graduate Degree Programs in Software Engineering
- UKとEUにおける実践的なソフトウェア技術者育成を目指した学部・大学院一貫教育 -
Anthony John Cowling (The University of Sheffield, UK) - 英国シェフィールド大学計算機科学科では、学部1年生から4年生までチームよるソフトウェア開発の授業を導入し、最終的には学生によって運営されているソフトウェア開発で実システムの開発を行うという実践的な教育を行っている(このアプローチをマッシュルームモデルと呼ぶ)。本講演では、英国・欧州のソフトウェア教育、シェフィールド大の実践的ソフトウェア工学教育について紹介する。また、この枠組みを発展させるために、学部教育と大学院教育を系統的に実施するための課題について述べる。
-
Software Engineering Education in North America
- Current Practices and Challenges for the Future -
- 実プロジェクト受注による実践的教育と企業ニーズに応じた教育プログラムの実現 -
Richard LeBlanc(Seattle University, USA) - 北米におけるソフトウェア工学教育は、学部レベルではABET(Accreditation Board for Engineering and Technology, Inc. 米国における民間ベースの技術者認定会議) の審査や、SE2004カリキュラムにより統一化されつつあるが、大学院レベルでは、様々な目的や構成で行われているのが現状である。学部・大学院両方のレベルにおける実践的な演習として、外部の顧客と共に働くことが重要である。本講演では、地元企業を顧客としたプロジェクトによる実践的ソフトウェア工学教育について述べる。また、ソフトウェア工学教育の将来の進展として、企業のニーズを踏まえ、特定の業種に特化したソフトウェア工学教育の重要性についても述べる。
- 15:25~15:45
- 休憩
- 15:45~17:00
- 先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム拠点校の最新成果
-2年間の教育実績と今後-
IT Spiral(大阪大学)、OCEAN(名古屋大学) - 平成18年度先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムでは、6件の教育プロジェクトが選定されている。本講演では、大阪大学が拠点校であるIT Spiralと名古屋大学が拠点校であるOCEANの取組について、教育プログラムの内容とこの2年間の成果を中心に紹介する。
文部科学省「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」高度なソフトウェア技術者育成と実プロジェクト教材開発を実現する融合連携専攻の形成(IT Spiral)(大阪大学大学院情報科学研究科)
【実施大学】
- ■大阪大学
- ■大阪工業大学
- ■京都大学
- ■高知工科大学
- ■神戸大学
- ■奈良先端科学技術大学院大学
- ■兵庫県立大学
- ■立命館大学
- ■和歌山大学
【連携企業】
- ■株式会社オージス総研
- ■株式会社日立製作所
- ■株式会社日立システムアンドサービス
- ■株式会社NTTデータ
- ■文部科学省先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム拠点間教材等洗練事業運営委員会
- ■文部科学省「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」OJLによる最先端技術適応能力を持つIT人材育成拠点の形成(OCEAN)(名古屋大学大学院情報科学研究科)
- ■関西経済連合会 組込みソフト産業推進会議
大阪大学大学院情報科学研究科 コンピュータサイエンス専攻
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