ITスペシャリスト育成関西連携大学院 第三回準備委員会議事録 2006年5月10日 16:00〜18:45 キャンパスプラザ京都 出席者(敬称略) 井上,楠本(阪大),大西(立命館大), 鰺坂(和歌山大),中本(兵庫県立大),沢田(京大) 松本,飯田(奈良先端大),鶴保,荻原(高知工科大) 資料 3-1 会合アジェンダ 3-2 第二回議事録 3-3 審査要項 3-4 申請書(案) 3-5-1 大阪大学 3-5-2 高知工科大 3-5-3 奈良先端大 3-5-4 兵庫県立大 3-5-5 立命館大学 議事 1 資料確認 2 最近の動き(井上)  文科省でITスペシャリストの評価委員会が立ち上がっている.  第三回の会合が5/9に実施され,募集要項がほぼfixされた.  4拠点が採択される予定.1拠点あたり一億円の予算.  予算の執行については科研方式に近いやり方(一括経理,阪大から各大学へ配分する.)になりそうである.  6月申請締切で,7〜8月にヒアリング.  4名以内で10分でプレゼンテーションする.    経団連とは関係なし.経団連から評価委員会に人が入る予定で,どのような評価になるかが心配. 3 申請書の雛形(井上)    各記入項目の案が提示された.  ・大学名:阪大から出させて欲しい.      研究科長の顔合わせは申請締め切り日までには実施しない.      必要があれば阪大西尾研究科長から個別に連絡をする.  ・連携する大学:   京大,高知工科大,奈良先端大,兵庫県立大,立命館大,和歌山大   ここに名前が入る場合は,講義を実施する,学生が講義に出席する.ことを求める.  ・連携する企業   日立製作所,NTTデータ,日立システムアンドサービス   日立製作所とはまだ明確なコミットメントは無い.  ・研究代表者:   井上克郎  ・教育プロジェクトの概要:   目玉が欲しい.キャッチなタイトル,キーワードが欲しい.   モデリングができる人,テストができる人等,ドメインを限るのでは無く,やる.   名古屋は組込み.最近のキーワードは,ディペンダブル,仮想OS,信頼性(東証事件依頼).   信頼性確保をキャッチにする.Empirical,機能性工学   信頼性の高いソフトウェアを構築できる人材育成   機能安全(IEC61508)  ・排出する人材像   社会人の受入(科目等履修生など)  ・現状のソフトウェア技術者教育に関する問題    信頼性の問題  ・教育内容・方法   ビデオコンテンツ   各大学院で,1,2個のコンテンツ作成(大学の特色を出す)   ストリーミングは難しそうである.ビデオ教材を流しながらローカルで教員が質疑応  答をする.   京大にはビデオ教材作成システム(ホワイトボード,パワーポイント画面,教員を三  画面)があり,1.5時間の講義を約15000円くらいで教材作成をしてくれる.1コンテ  ンツ=講義5コマ程度.7大学5コマで,全35コマ作成.学生は15コマ(3大学分)を選  択する.演習も含める.   ソフトウェア開発実習とオーバーラップする部分もある.      基盤ソフトウェア工学教育(2単位)   実践ソフトウェア工学 1科目2単位15コマ   実践ソフトウェア開発論 1科目2単位15コマ   実践ソフトウェア開発演習 1科目2単位30コマ      基盤ソフトウェア工学教育は各大学で認定.   ソフトウェア開発実習は阪大の科目を読み替える.     ・場所    中之島センター,各学生に1台のノートPCを貸与.専用サーバもどこかに設置する.     ソフトウェア工学を勉強したい学生が各大学でとるべき講義を金曜日からはずす.  高知はquater制のため金曜がつぶれるともう一つもつぶれる.奈良も同様.    連携の方式として,学生を出すのと講義を提供するの2種類あるが,「連携する大学」 に名前が載るのは,両方を満たさないといけない.    ・実施計画   実現性は高い.外部評価委員会を作る必要有り.  ・年度計画   社会人学生は科目等履修生として受け入れる.  ・有効性  ・評価体制  ・補助金終了後の体制   文科省はかなり気にする項目.京阪神で拠点を作ってやる.あまり明示的には書かない方針で.   文科省にとっては財務省対応が必要.  ・予算   各大学で考えること:TA,フルタイムの人,旅費の問題.   NTTデータが教材をコンテンツ化して売る.   知的所有権はどうする.イニシアティブは共有(阪大とNTTデータで)でやっている.   今回のコンテンツはどこの所有権になるか要検討.   教材コンテンツの中に演習の題材も入る.   システム発注して納品として仕様書,プロダクトを納品させる.   コンテンツの価格はどれくらいになるか?不明. 4.各大学院のカリキュラムについて 阪大:関連研究室が専門にしている内容を実施する. 高知工科大:教科書からとってきた.他大学とかぶるので再検討する. 奈良先端大:阪大とかぶります.プロセスとメトリクスが柱.岡田先生(無線,組込)が入る. 兵庫県立大:組込.上位に近い話をやるべきか. 立命館大:要求定義(立命の学部生とかぶる) 和歌山大:Web工学,Web実装技術. 京都大学:モデリングを中心としたソフトウェア開発 菊野先生,土屋先生に入ってもらう. 上原先生にセキュリティ マネジメント,テストを入れるべき. 高知と兵庫県立大,阪大と奈良で調整. 経団連カリキュラム,CC2001(CCSE)との関連を調べておく必要あり. 修正案のカリキュラム(講師名,所属,Chapter名称,内容)を1週間後(5/17まで)に再送する. 5.今後の予定 6/14(水) 16:00〜 阪大