ITスペシャリスト育成関西連携大学院 第二回準備委員会議事録 2006年3月28日 15:00〜17:30 和歌山大学工学部 鰺坂研究室 出席者(敬称略) 井上,楠本(阪大),大西,丸山(立命館大), 鰺坂,満田,福安(和歌山大),中本(兵庫県立大),佐藤,沢田(京大) 松本,飯田(奈良先端大),鶴保,荻原(高知工科大) 資料 1 会合アジェンダ 2 第一回議事録 3 高度ソフトウェアエンジニアリング教育連携拠点(案)PPT 4 ソフトウェアデザイン講座のカリキュラム 5 Sony IPELAシリーズ,Polycom 議事 1 関西連合の案について(復習)(井上)  資料3,資料4の説明がされた.  (拠点の概要,講義・実践演習概要,プログラムの効果等)  Q:ソフトウェアデザイン講座カリキュラムとITスペシャリストの関係は?  ・ソフトウェアデザイン講座カリキュラムは平成18年度の講義カリキュラムで,   ITスペシャリストは平成19年度のプロジェクトで行うもの.  ・現計画では,6科目12単位になるため,ソフトウェアデザイン講座カリキュラムを縮めて,   実践演習・ケーススタディに対応させねばならない.   基礎学力・最新研究動向の講義概要を選択にして,実践演習・ケーススタディは必修にする.    Q:具体的にどうやって単位認定するか?可能か?  ・単位認定(振替)は各大学で行ってもらう.  ・各大学のカリキュラムに明示的に組み込む必要があるのか?    他大学のものを認定するだけでよい.    京大では他大学の科目をとりにいく場合は,明確に履修規則に入れる必要がある.    兵庫県立大でも同じ.現時点は卒業単位には含めない特別科目になってしまう.    単位互換協定を結ぶ必要があるかも知れない.京大は3大学連携の枠組みでOKかも知れない.    高知工科大は正式に,60コマ,90コマを各大学のカリキュラムに追加することは不可能だが,    必修単位が無い.例えば,演習,セミナーの単位があれば,ITスペシャリストの演習をあててもらう等.    Q:学生の負担は?  ・お金は基本的にかからない.教科書くらい買わねばならない.  ・高知の場合は交通費が問題.予算を割り振って,各大学から旅費が出せるか?  ・事務的にはきつそうだ.研究打ち合わせは許されるが,授業ではどうか不明.最悪   遠隔講義になる. 2.その後の文部科学省,経団連の動きについて(井上)  4月末に公募がかかる.7月末〜8月上旬に決定.  予算が使えるのは12月頃.  現在,評価委員会を作っている.人選も決まりつつある.    経団連の動き ・プロジェクトの火付け役だったのだが,経団連独自で,ソフトウェア技術者教育をする大学院をサポート  するという公募が出ている.但しサポートは人的支援が中心.お金は出さない.  公募締切は3/17.5大学院連携の枠組みで実施するのは難しいため,ITスペシャリストに応募する大学は  は丁重にお断りしたが,応募が少ないため経団連は遺憾に思っているようだ.評価委員に経団連の人が入る  予定で,要注意.しかし,現状我々は気にしなくて良いと思う.文科省的には現状の枠組みでOKのようである. 3.他大学の状況報告 阪大:研究科執行部,事務長には説明済み.総長も了承.    講義のシステムについては,他大学の単位認定(卒業要件)として取り入れ可能.    学生の派遣についても中之島センターであれば行けるのではと考えている.    他大学へ行くのは難しそう.     京大:研究科長に説明した.    単位数が多い.実現の仕方は,2科目4単位をレギュラー,他を増加単位にする?    研究科としてどのようなスタンスで実施するか.教務担当の先生に探ってもらっている.    研究科内での合意をとるのが重要.    けいはんな連携大学院の枠組みの実装をする必要有り.結構もめそう. 奈良先端大:研究科長から全職員に連絡があった.       単位互換はいけるのではないかと.修論以外は全て選択科目なので,       ITスペシャリストの科目が候補に入っても問題無いと思う.        立命:情報理工学部,事務長には了解.乗り気.    単位:大学院だと海外の大学院と協定を結んでいるのでOKだが,国内は無い.    協定を結ばないと単位認定できない.大学則に掲載される必要有り.    前年の12月までに会議にかけねばならないが,問題なく採択される.    経団連の公募には,正規の締切までには応募せず.しかし,その後,経団連から個別連絡あり.    新学部長が興味を示し,3/31に経団連でヒアリング実施.ITスペシャリストは独立して進める.    経団連の方は立命の東京オフィスを使う予定.    ITSSに基づいたカリキュラムを提供.企業を講師に雇って,講義してもらう.    大久保先生が中心で,取りに行くと思われる. 和歌山:研究科長,学長OK.     学則と研究科規則を見ると,30単位中10単位は学外でとれるらしい.   新しいことやりやすい環境. 兵庫県立大:研究科長OK.       実装について,遠隔教育を実施している.講義科目を各大学で作って,非常勤をおのおの雇う.       特別講義的な形で実施しているので,修了単位に入れていない(設置審の関係)       平成19年度からは新しく導入できるかもしれない.       度情報育成プログラムではインターンシップに行く学生にお金が払えているので,       今回も支払える可能性あり.       高知工科大:情報システム工学科の上にはまだ話してない.       学部も含めて単位は選択制なので,特に問題は無い.放送大学で単位を与えているのもある.       初めてのケースなので要検討だと思うが,多分問題無い.       スクリーニングの費用がかかるのが問題.遠隔講義だけを受講する等の対応をすればよい.       大学院生の数は少ない. 4.カリキュラムについて ソフトウェアデザイン講座カリキュラムを縮めた演習を考えねばならない. NTTデータと日立SASと調整が必要. 基礎学力+最新研究動向の講義概要について ソフトウェアデザイン講座カリキュラムの実習に対して先生方から意見を出す. 実践的な演習問題をそれぞれの分野の最先端の技術で分析する. 実践と分析のループを多くの視点で回す. 各大学で得意な部分の講義設計をしてもらう.演習に関連したような感じで. 5コマくらいで.他大学と合わせてとると15コマになるようなにする. 色々なコースができればいい. 資料5の説明(飯田) ・北大で5地点の講義をするのでそのノウハウを勉強する. 結論: 1:基礎学力については,ビデオコンテンツを買って,自習をする.大学によっては必要無し. 2:最新研究動向については,演習とかけはなれないように,演習の課題を利用して各大学の特色   をだせる最先端授業を考える.1/3 5コマ分くらいを提供する.   ストリーミングで配信&奈良先方式でコンテンツも作る.   (演習課題の詳細は4,5月にならないと分からない)   講義は3科目6単位くらいにする.あるいは選択できるようにする. 6 今後の予定 5/10(水) 16:00〜 (京都)